2016年06月13日00:06
浜松注染(ちゅうせん) 二橋染工場様見学会を開催しました!≫
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「染め紡ぐ浜松」akikoです。
ご説明・ご案内くださった二橋社長は、一番右上の手ぬぐいを頭に巻いた方♪
これが”板場”の作業。生地の上に型を置き、その上から大きな木製のヘラで防染めの糊を均一に伸ばします。
そして、型をはずし生地を折り返し・・・・の繰り返し作業。
糊置きが終わった反物(2反分 約12.5m×2)は、一度おがくずをまぶされて、染め作業の”紺屋(こうや)”へ
いよいよ”注染”の作業がはじまります。色が混ざらないように糊で土手をつくっていき、それぞれの色を”やかん”といわれる口が細いじょうろで注いでいきます。
喜ぶ参加者さんを、優しい笑顔で見守る二橋社長♪
お話を聞いている間にも、どんどん乾いていく反物たち。晴れた日は、半日くらいで乾いてしまうそうです!
こちらは、手ぬぐいになるものですが、”和ざらし”という生地をさらす作業から糸に負担をかけない処理、人の手による優しい注染そめの工程を経て作られたものなので、風合いも風通し(繊維間)も伸縮も、機械で染められたものとは違うそうです!
今日は少し蒸暑くなってきましたね
これから梅雨っぽい日がつづくのでしょうか!!
さて、昨日(6/11(土))は、午後から『浜松注染 二橋染工場様見学会』を開催しました
お天気にも恵まれ、日蔭だとさわやかに感じるくらいの気温で見学会日和♪
定員10名・・・とご案内していましたが、続々とお申込みが入りあっという間に10名を超え、総勢21名での見学会となりました!
(二橋社長のOKも頂いたので増員しました。)
最後に、注染の染めあがったばかりの反物がたなびく干し場で集合写真
ご説明・ご案内くださった二橋社長は、一番右上の手ぬぐいを頭に巻いた方♪
工場の場所が少しわかりにくいため、遠鉄高架下で集合したのですが・・・・
参加者の皆様がとても協力的で、これだけの人数にも関わらずキャンセルや遅刻もなく見学に向かうことが出来ましたっ!
工場の中に長い列になってすすみ(笑)、まずは”反物の防染糊をおく”作業の、板場(いたば)から見学。
二橋社長の説明をみなさん熱心に聞かれています。
これが”板場”の作業。生地の上に型を置き、その上から大きな木製のヘラで防染めの糊を均一に伸ばします。
そして、型をはずし生地を折り返し・・・・の繰り返し作業。
職人さんは、すっすっという感じで進めていくので、見ていると簡単そうにも見えちゃいますが、ところがどっこい!!(笑)
生地を置くのも、糊を置くのも、生地を折り返すのも、もぉ~~見るとやるのとでは大違いの難しい作業なんです。
どれだけ職人さんがすごいかわかります!!
昨日は、ちょうど型を替える場面に遭遇し、初めてその作業を拝見しました。いろんな下準備があるんですね~。
糊置きが終わった反物(2反分 約12.5m×2)は、一度おがくずをまぶされて、染め作業の”紺屋(こうや)”へ
いよいよ”注染”の作業がはじまります。色が混ざらないように糊で土手をつくっていき、それぞれの色を”やかん”といわれる口が細いじょうろで注いでいきます。
両手でそそいで美しいぼかしも入り、まさに職人技!
みなさんも熱心に写真を撮ったり、質問したり。職人さんたちも作業をしながら、質問に答えてくださいました
染めの作業が終わると、糊と余分な染料を落とす洗い場へ。生地を広げるとこんなに鮮やかな染めが出現!
この、長年使いこまれた機械がなんともかっこいいのです!!
紺屋のまわりも、染料を吸い込むポンプのレバーや架台なども年季が入っています。
洗われ脱水された反物は、工場の2階にある干場へ!
染めの作業が終わると、糊と余分な染料を落とす洗い場へ。生地を広げるとこんなに鮮やかな染めが出現!
この、長年使いこまれた機械がなんともかっこいいのです!!
紺屋のまわりも、染料を吸い込むポンプのレバーや架台なども年季が入っています。
洗われ脱水された反物は、工場の2階にある干場へ!
4月から放送されているNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」でも、こんな光景みれましたよね♪
その撮影にも協力されていたのが、ここ二橋染工場様っ
ドラマ内で風たなびいていた反物たちも、この工場で染められたものなんですよ~~
干場では、2反分の生地を乾かすため、6mの高さの丸太に生地をかけていきます!
二橋染工場様には階段があり、今回4名のチャレンジャーさんたちが上まで登っていきました~(笑)
上は風が通りとっても気持ちよかったらしい!!
とと姉ちゃんの「常子ちゃん」が、怒られてもあがりたくなった気持ちがわかりますねっ
そうそう!!二橋社長は子供の頃、この干場に下がっている反物をブランコみたいにして遊んで怒られたそうです(#^.^#)
干場で、二橋社長からのお話を聞く参加者さんたち。
喜ぶ参加者さんを、優しい笑顔で見守る二橋社長♪
お話を聞いている間にも、どんどん乾いていく反物たち。晴れた日は、半日くらいで乾いてしまうそうです!
こちらは、手ぬぐいになるものですが、”和ざらし”という生地をさらす作業から糸に負担をかけない処理、人の手による優しい注染そめの工程を経て作られたものなので、風合いも風通し(繊維間)も伸縮も、機械で染められたものとは違うそうです!
私はこの話を伺ってから、手ぬぐいの手番がとっても増えたのですが、浜松注染そめの手ぬぐいは使ってみるとふわっととっても軽くなり、驚くほど吸水する柔らかな風合いになるんですよ~
もちろん浴衣も、生地は違いますが原理は同じ!!涼しく着心地がよいのが特徴なのですっ。
もちろん浴衣も、生地は違いますが原理は同じ!!涼しく着心地がよいのが特徴なのですっ。
参加者さんからは・・・・・・・
今年、浜松注染ゆかたをご自身用に仕立てられた方。
「こんな風に作られてると知ると、より愛着がわいた。浴衣を選ぶ前に、この作業を知ったら、選ぶ浴衣が変わったかも!」
「微力ですが、私も注染を広げるため、たくさん着て出かける予定です!」
親子で参加して下さった方。お嬢様が楽しくて面白かったと喜ばれたそう。
「浴衣は着ないからいらないと言っていた娘が、この注染の見学をして考えが変わったようです(#^.^#)」
クリエーターさん
「今まで注染の話や資料を読んでましたが、現場を見て理解できました。職人さんの技ってすごい」
「職人さんの作業場はわくわくするものばかり。手際の良さは惚れ惚れしますね。非常に興味深い見学会でした」
また、
「社長さんの人柄の良さが伝わってくる楽しい見学会でした。」などなど、嬉しい感想が続々と届いています!
改めまして、ご参加くださった20名の皆様。
お忙しい中、丁寧にご説明くださった二橋社長様、作業中にもかかわらず優しく質問に答えてくださった職人さん。
そして、集合写真を撮ってくださった浴衣のメーカー卸白井商事 白井さん。
おかげ様で、楽しく無事に見学会を開催することができました。ありがとうございます!!
「染め紡ぐ浜松」は、これからも注染のこと、夏ゆかたを着るお出かけやイベントもお知らせしていきますっ
たくさんの方に目に『浜松注そ染め』がとまりますように~