6月3日(日) 遠州木綿の織屋(はたや)さん見学会開催します!

カテゴリー │イベントスケジュール遠州木綿伝統工芸

「染め紡ぐ浜松」akikoです。

GW、皆様いかがお過ごしでしょうか太陽
今日から明日の午前中にかけて雨予報ですが、その後はお天気持ちそうですね!
お祭りに参加される方々は準備でワクワクでしょうかハート

さて!
少し先、来月の予定ですが・・・・・
この度、念願だった「生地を織る、織屋(はたや)さん見学会」を開催することになりました。力こぶ

浜北区にある、遠州木綿の小幅生地を織る池沼織工房さんの工房を見学させていただけることに!
池沼織工房の社長さまのご厚意で、通常のお仕事がお休みの日曜日に、わざわざ見学のために工房を開けてくださいます。


浜松は「繊維のまち」と言われていますが(昔は、三大産業が繊維・楽器・オートバイと言われていました)、
一般の私たちが製造現場を目にする機会は多くありません。。。

生地を織っている工場も、染め工場も、大きな看板が出ているわけではないので近所にあっても気が付かないくらい。
そんな環境で、「繊維のまち」と言われても実感もてないですよね?汗

でも、本当は、作り手さんからお話を聞いたり、実際の製造工程を知ったり、職人技を目にすることが出来る場がすぐ近くにある!!ということなのです注目


今回見学させていただくのは、"織りの工房(工場)の池沼織工房"さんと、
池沼織工房で織られた生地の販売と、生地を織る前工程の作業工房の千織さん


私たちは、「機械で織る」と聞くと、自動で簡単に織られているイメージも持ってしまいがちですが、実際はそんなに簡単なものではありません。わーん

地元で作られているからこそ、「完成した物」だけでなく、その後ろにある作り手(職人)さんのこだわりや思いを共有出来たら、と思います。

機械織と一言で言っても、実は「織る」前の糸を準備する工程から、機械で織る工程まで、職人さんの経験と技術によって、大切に手間をかけられて作られているのです。


当日は、かせあげ、管巻き、整経、へ通しといった「織る」前の工程の一部と、動いている自動織機を見せていただきます。
(へ通しは、体験させていただけます。)

機械が動いている現場、職人技を間近で見られ、職人さんからもお話が聞ける貴重な機会です。

私は、同じ「モノ」でも、作り手さんの顔が見えたり、思いを知ったりすると、見え方が変わってくると思っています注目
作り手さんの思いやこだわりを知って、実際の製造現場を自分の目で見たら、きっと今まで見ていた「生地」が違って見えると思います。
地元で作られていることの魅力を再発見・再認識する時間が持てたらうれしいです!!キラキラ

ご興味ある方、この機会にぜひご参加ください!!
池沼織工房さんで織られた生地たち。


<遠州木綿の織屋 池沼織工房さま見学会>

【日時】  6月3日日(日) 13:00~16:00

【場所】  池沼織工房 ・ 遠州木綿 千織
〒434-0043 浜松市浜北区中条574-1

【参加費】 2,000円(お一人)

【定員】  10名

【持ち物】 飲み物(暑い時期ですので水分補給として)

【服装】  汚れても良い、身体にフィットした服装、動きやすい靴。

※通常の見学で危険な場所はありませんが、万が一のことを考えて、スカートや紐など機械に巻き込まれる惧れがあるものは避けてください。
※お子様も参加可能ですが、動いている機械を見ますので必ず保護者の方同伴で、危険なく見られるよう十分ご配慮ください。

【申し込み方法】 フェイスブックの参加ボタン or メッセージ、
または、ブログのオーナーへのメッセージ、sometsumugu@yahoo.co.jpへメールでお知らせください。
お名前、人数(複数の場合は、その方のお名前も)、何で情報を知ったかなどお知らせいただけたらありがたいです。

こちらからの返信は、フリーアドレスyahooからのメールになります。
受信可能な設定をお願いいたします。にんまり


今回の見学の流れを写真でご紹介。

千織さんの工房。この糸のカタマリ(チーズと呼ばれているそう)が形を変えていきます。


まずは、この形にして、糸を染めたり糊付けが行われます。




その後、管巻きという工程に(動かして見せていただけます)


こちらが、管にまかれた糸。


次に、整経(せいけい)という、経糸(たて糸)を準備する工程にはいります。
縞柄を作るために色の付いた糸を順番に並べ、糸を引き出します。


織機にかける準備の、へ通し(実際の作業を体験させていただけます)


へ通しも終わり、大きなビームにまかれセットされた糸




そして、最後に"自動織機"へ。池沼織工房さんで横糸が織られ生地になります。
写真で見るのと、実際動いているのを見るのとでは印象が全然違います!!
一日だけなので、ご都合がつかない方もいらっしゃると思いますが、貴重な機会にご一緒出来たら嬉しいです(#^.^#)
お申込み、お待ちしておりますあはは



最後に・・・・
これだけ長くなったので、読む方も少ないと思いつつ、こっそりと私の思いを・・・(笑)

最近では、製造現場を見ることが出来る工場見学などいろんなところで行われています。

私たちも、つい気軽に「見たい!」って思ってしまいますが・・・・・
自分の仕事に置き換えてみると、"仕事を見せる"ということは、その間、通常作業が出来ないということ。
それにプラスして、説明をしたり、そのための準備をしたり・・・と、余計な手間がかかります。

代わりに作業をしてくれる人がいれば別ですが、そうでなければ仕事が滞ることになります。えーん
そう考えたら、そんな余分なことしないで、作業をしていた方がどれだけ楽かわかりません。

大企業だったら顧客サービスの一環で専門部署があって説明する人がいたり、そうでなくても直接商品を販売しているようなところは、見学された方がお土産で購入していかれたりして、メリットがあるでしょう。

でも、浜松の繊維産業のような形態では、小さな工場などの製造現場の方たちが、それだけの準備や時間を割いてまで、私たち「一般の人」に仕事を見せる直接のメリットはほぼないに等しいのです。

それでも、今回、私たちの思いを汲んで休日の工房を開け、お時間を取ってくださいます。

きっとそれまでに、たくさんの人が入れるようにと、工房内の荷物を片づけたり、通り道の草刈りなどもしてくださるのでしょう。。。
(事前に、私が草刈り、お手伝いに行きます!!って言ってますが。)

図々しいとわかっていながら、無理を承知で私がお願いするのは・・・・・
直接のメリットがなくても、作り手さんとお話した方たちが、その物や作り手さん、職人さんのファンになって、将来の選択の時に「地元で作られているもの」を選んでもらえたら、と思うからです。
知らなければ、いつまでも選ばれないままですからぐー

私が、地元の産業である遠州木綿や浜松注染を大切にしたいと思ったように、製造現場を直に目にすることによって、一人でも二人でも「池沼織工房さん」、「千織さん」のファンが増えていってくれたらいいな、と願っています。




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