浜松産浴衣生地に見て触れて選んで
南区で見学会
3大産地に数えられる浜松産の浴衣生地を楽しむ見学会が6日、浜松市南区の浴衣卸メーカー「白井商事」で開かれた。
参加者は無数に並んだ浴衣の反物を手に取り、多彩な色柄を楽しんだ。
浜松注染そめなどの伝統技術や繊維産業の活性化を目指して情報発信に取り組む利用者団体
「染め紡ぐ浜松」が、素晴らしい生地に見て触れる機会を設けようと企画した。
25人が参加した。
浴衣の柄の企画から、発注、卸売りまでを手掛ける同社担当者が、映像や型紙を使って浴衣の製造工程を解説した。
数種類の在庫が所狭しと並んだ部屋は、参加者が生地を体に当てるなどして、好みの色柄をからんだ。
小物の即売も行われ、夏に着る浴衣の装いについて話に花を咲かせた。
2015年6月8日(月) 静岡新聞朝刊